花粉最前線 2021年春 - ウェザーニュース
アトピーの治療方法は?治療薬や漢方薬や食事で治す? アトピーの原因は遺伝?ストレスや腸・食べ物が影響する? アトピー改善に有効な食事・レシピは?食事制限は必要? 目の症状の治療 先に記載した舌下免疫療法は勿論、目の症状も含めたものになりますが、治療期間は長くなります。 ここでは 一般的な目の症状への薬物治療について 記載したいと思います。 花粉症は、症状が悪化するほど薬の効きが悪くなります。 逆に 症状が軽いうちに薬を使うと、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状は軽くなりやすくなる ところがあります。 そこで、初期治療を行なうわけですが、治療の開始時期は、花粉の飛散予定日や使用する薬の効果が現れるまで期間、患者さんの今までの花粉への反応から判断されます。 例えば抗アレルギー点眼薬を花粉の飛散する予測日の2週間前からさすようにするという感じです。 薬は抗アレルギー点眼薬、抗ヒスタミン点眼薬が使われ、症状が緩和しない場合や症状がひどい時にはステロイド点眼薬が使われることがあります。 ステロイドの場合は副作用が懸念されるため、医師と十分相談しながら進めていくことになります。 アレルギー症状の1つに喘息があります。喘息につきましては次のページを参考にしてください。 気管支喘息と喘息性気管支炎の違いは?治療法と発作時の対応 喘息の原因はストレス?大人になってからの発症は治る? レーザー治療 花粉症に対する 手術による治療 になります。 鼻づまりを起こしている部分(鼻の粘膜)にレーザーを照射し、 鼻粘膜の表面を薄く焼くことで、花粉が粘膜に付いてもアレルギー症状を起こしにくくしようとする治療 です。 麻酔をするので、基本的には痛みを伴いませんが、麻酔の効き具合によって激痛を感じるケースもあるようです。 出血はほとんどないとされています。 手術時間は病院によりますが、麻酔20分、治療20分、鼻のケア20分が1つの目安です。 ただこの治療は根本的にアレルギー体質を変えるものではなく、 あくまでも鼻粘膜でのアレルギー反応を抑えるものなので効果は永久ではありません 。 個人差がありますが、持続期間はおよそ1年から2年くらいです。 紫外線アレルギーのことに関しましては次のページを参考にしてください。 紫外線アレルギーの治療薬など対策は?グッズや食べ物は? スギ花粉症も食物アレルギーも 根治を目指す「免疫療法」の威力 激変するアレルギー治療最前線 | 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ | ダイヤモンド・オンライン. 最新の花粉症治療器【バイオネット】について 画像提供:楽天市場 バイオネットとはLED(発光ダイオード)の光を鼻の粘膜に照射することで、 一酸化窒素という物質が生成され、この物質による刺激がアレルギー症状をひき起こすヒスタミンの放出を抑える というものです。 薬ではないので、副作用がない というのは大きなメリットです。 イスラエルで開発され、世界で55万台以上の販売実績があり、使用した人の約80%の人が効果を実感しているという研究結果があるそうです。 使い方はバイオネットを鼻に差し込みスタートボタンを押すと4分30秒くらい照射され自動的に終了するというものです。 これを1日3回くらい行なう形になります。 効果が出始めるまでに1週間はかかるようです。 年齢は6歳から使えます。 花粉症で頭痛が起こることもあります。 頭痛に関しましては次のページを参考にしてください。 頭痛をこめかみ付近のツボで即効で治す方法 頭痛における右後頭部の鈍痛は大丈夫?
スギ花粉症も食物アレルギーも 根治を目指す「免疫療法」の威力 激変するアレルギー治療最前線 | 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ | ダイヤモンド・オンライン
年々花粉症に悩む人が増えるにつれ、その治療法も進化しています。 では今、花粉症治療はどこまで進んでいるのでしょうか。聖マリアンナ医科大学 特任教授・井上肇先生に、花粉症治療の最前線についてお話をうかがいました。 今すでに花粉症で悩んでいる方も、予備軍の方も知っておいて損はなし! 花粉症患者は増加の一途。一体なぜ? ピークは超えたものの、まだまだ猛威を振るう「花粉症」。2008年に耳鼻科に実施した全国調査によると、アレルギー性鼻炎患者の有病率が人口の39. 4%、うち花粉症が29. 8%で、さらにスギ花粉症が26. 5%を占めていると報告されています。 また、東京都がおこなった調査では、2017年度の東京都民の花粉症有病率が48. 8%と推定されており、凄まじい勢いで増えていることがわかります。一体なぜなのでしょうか。 「スギ花粉症に限って言えば、林業の衰退と都市化を含めた気候変動、そして大気汚染が影響しているのでしょう。過去に大量に杉が植林され、適切な管理による伐採と間伐がおこなわれなかったこと、建築資材などでの用途が少なかったことによる杉の放置が原因であると考えられています。 加えて、温暖化に伴う異常高温などで杉の花粉飛散量が極端に増えること、また都市化に伴いアスファルトが増えて土面が減少し、飛散した花粉が土に戻れなくなり、空中を飛散する花粉量が増えることも要因として挙げられます。 さらに、中国からの大気汚染やPM2. 5などの微粒子が花粉症の症状を悪化させたり、 石炭・石油の排気に含まれる微粒子が杉花粉などのアレルゲンの感作を増強することも、花粉症患者が増加している要因と考えてよいでしょう」(井上先生) 花粉症は国民病にあらず。世界規模で増えている! ? 花粉症は今や日本人の国民病のようなイメージがありますが、その罹患者は世界的にも増えているといいます。 「2018年2月のイギリスにおける研究では、ヨーロッパ全体で花粉症の罹患者が3300万人にのぼり、急激に増加していると報告されています。ヨーロッパは昔『枯草熱』というアレルギーがありましたが、現在はブタクサが主体になっているようで、アメリカにおいても同様の傾向があると考えられます。もともとヨーロッパにはブタクサは少なかったのですが、温暖化といった気候変動によって、動植物の北上化が見られることも影響しているのでしょう」(井上先生) 花粉症にかかりやすい人、かかりにくい人の差って?
1%が中等症以上だった。通年性アレルギー性鼻炎患者よりも花粉症患者のほうが、中等症以上の患者の割合が高いことが示唆される結果となった。 アレルギー性鼻炎の重症度 ※スギ(ヒノキ)花粉症+スギ(ヒノキ)以外の花粉症の合計 図を拡大 2018年の新規患者、スギ(ヒノキ)花粉症患者全体の3. 3% 調査を行った2018年に新たに花粉症を発症したのは、スギ(ヒノキ)花粉症患者全体の3. 3%だった。エリア別に見ると、2018年以降にスギ(ヒノキ)花粉症を発症した患者が最も多かったのが北関東・甲信越で9. 4%。次いで九州5. 5%、首都圏2. 9%、近畿・北陸2. 7%だった。北関東・甲信越は、有病率と新規発症率ともに高い結果であった。2番目に多かった九州は、スギ(ヒノキ)花粉症のエリア別の有病率では19. 1%と、北海道の次に少ない結果だった。環境省の2018年春スギ・ヒノキ花粉の実測飛散量の調査結果 2) によれば、福岡県や宮崎県では、2017年の花粉の飛散量と比べ「多い」または「やや多い」結果になっており、例年との比較においても同様に「多い」または「やや多い」結果だったことがわかっている。このように、九州の一部ではあるが、花粉の飛散が多かったことが新規の花粉症発症に関連している可能性もある。 エリア別 スギ(ヒノキ)花粉症の発症時期 日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本アレルギー学会専門医・代議員でゆたクリニック院長の湯田厚司氏は「スギ(ヒノキ)花粉症において40歳代で過半数という結果を見ると、やはり患者数は多くなっているという印象を受けます。特に、60歳代、70歳以上がこの10年で増加しており、この年代でも新規発症があり、自然寛解も少ないことが考えられますので、興味深い結果です」とコメントした。 本調査の概要は以下の通り。 調査対象:耳鼻咽喉科標榜医師 有効回答数:600人 調査方法:インターネット調査 調査時期:2018/10/4~2018/11/1 また、詳細な調査報告書は からダウンロードできる。(QLifePro編集部) 参考文献 東京都 報道発表 (2019年2月6日閲覧) 環境省 平成30年春におけるスギ・ヒノキ花粉の実測飛散量 (2019年2月15日閲覧)