ドローン検定2級に合格するための試験対策・過去問題(Pdfあり) | Dronewiki
電気回路において100%必要なのが「配線」ですよね。 電源と抵抗を置しても、電線でつながなければ回路になりませんから。 じつは、この回路に必要な 「電線」にも抵抗があるのです。 どんなに電気を通しやすい素材でも、配線の抵抗値をゼロにはできないからです。 このように配線に生じる抵抗のことを「 配線抵抗 」と呼んでいますよ。 この「配線抵抗」の影響で、 回路の負荷にかかる電圧は、電源電圧よりも小さくなるのです。 そして、 抵抗の影響で負荷にかかる電圧が小さくなること を「電圧降下」と呼んでいます。 ドローン検定では「配線抵抗による電圧降下」を計算する問題が出てくるのですよ。 例えば次のような問題ですね。 配線抵抗値が0. 02 [Ω]の配線に20 [V] のバッテリーを接続し、10 [A] の電流を消費するとき、配線に生じる電圧降下を求めよ。 配線抵抗による電圧降下の求め方 次の2ステップでとけますよ。 配線抵抗を1つの抵抗として考える カギとなるのが 配線抵抗を1つの抵抗として捉える考え方 です。 一見、抵抗がない回路に見えても、配線に抵抗があるので、回路の途中に配線分の抵抗があると考えましょう。 例えば、例題だったら、配線抵抗は0. 02 [Ω]。 回路の途中に0. 02 [Ω]の抵抗が挟まっていると考えるのです。 オームの法則で電圧を計算 さて、配線抵抗を回路図に書き込みましたね? 次は「オームの法則」で配線抵抗にかかる電圧を計算します。 オームの法則で電圧を求めるためには 電流 抵抗値 が必要ですよね したがって、配線抵抗に流れる「電流の大きさ」と「配線抵抗の大きさ」がわかれば電圧を計算できるのです。 例題をみると、 配線に流れる電流:10 [A] 配線抵抗の大きさ:0. 02 [Ω] だったので、配線抵抗の電圧降下を計算すると、 $$電圧降下 = 電流 × 配線抵抗$$$$= 10 × 0. 02$$ $$= 0. ドローン検定って?受験するメリットは?内容も解説 - 株式会社サムシングファン. 2 [V]$$ と出てきます。 つまり、配線に生じる電圧降下は 0. 2 [V] になるんですね。 配線抵抗の応用問題の解き方 最後に2つの応用問題にチャレンジしましょう。 消費電力を計算 電圧降下ではなく、 配線抵抗の消費電力を計算する問題 も出題されます。 例えば次のような問題。 配線抵抗値が0. 02 [Ω]の配線に20 [V] のバッテリーを接続し、10 [A] の電流を5秒間流した時、配線が消費する電力を求めよ。 まず知っておきたいは電力の計算方法です。 電力は 電圧 × 電流 で計算できます。 そして、消費電力を求める時は、電力に「電流が流れた時間」をかければいいので、 消費電力 = 電圧 × 電流 × 電流が流れた時間 になりますね。 さて、例題をみましょう。 さっき解いた例題と同じ条件なので、 電圧:0.
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04. 10 ドローンについて知りたいなら、まずは無料で読める本でドローンについて学びましょう! 本記事では、AmazonのサービスであるKindle unlimited(キンドル アンリミテッド)に加入していれば無料(0円)で読める本を解説していきます […] 合格の確認方法 受験日から10日程で受験結果が郵送されます。 この受験結果については、事前にホームページで合否確認が可能です。 ドローン検定 | 合否確認 合格するとドローン検定のメンバーに登録でき、証明書の発行や特典が得られます。合格したら加入しておきましょう。 以上、ドローン検定2級に合格するための試験対策について解説してきました。 ドローン検定2級は専門的な資格ですが、テキストで勉強しておけば合格できます。 受験料が12, 000円(税込)と高額な試験です。一発合格を目指して計画的に勉強しましょう。
2 [V] 電流:10 [A] が使えます。 そして、電流が流れる時間は「5秒間」。 これらの値をもとに消費電力を計算すると、 $$消費電力$$$$= 電圧 × 電流 × 電流が流れた時間$$ $$= 0. 2 × 10 × 5$$ $$= 10 [W・s]$$ が正解ですね。 他の負荷にかかる電圧を計算する 今度は電線の抵抗ではなく、それ以外に抵抗が設置されている回路で、負荷にかかる電圧を求める問題です。 配線抵抗値が0. 02 [Ω]の配線に20 [V] のバッテリーを接続し、10 [A] の電流を消費するとき、負荷にかかる電圧を求めよ。 ただし、バッテリーから出力される電圧は変わらないものとし、配線と負荷以外に電圧降下は生じないものとする この場合、電源電圧から配線の電圧降下を引けば、その他の負荷にかかる電圧を計算できます。 なぜなら、配線抵抗を考えた場合、他の負荷と直列つなぎになっていますからね。 直列回路の場合、 電源電圧は個別の抵抗にかかる電圧の総和に等しい という法則がありましたよね? そう考えると、 電源電圧から配線抵抗による電圧降下を引けば、他の負荷にかかるで電圧を計算できるのです。 よって、 $$電源電圧 – 配線抵抗による電圧降下$$$$= 20 – 0. 2$$ $$= 19. 8 [V]$$ が正解です。 このように応用問題になっても、配線抵抗の考え方は変わりません。 ぜひチャレンジしてみてください。 ドローン検定対策をしたい方は『ドローン検定計算ドリル』もあわせてどうぞ。 それでは! Ken 【参考書籍】 学習系ブロガー。ドローンの可能性にかけて日々ドローン学習中。初心者でもドローンを楽しめるようにわかりやすく解説していきます。 第4級アマチュア無線技士、ドローン検定1級に一発合格。