世界人権宣言 谷川俊太郎: 高畑勲 宮崎駿 違い
6 票 復刊活動にご賛同の方は リクエスト投票をお願いします。 得票数 6 票 著者 谷川 俊太郎, アムネスティ・インターナショナル日本支部 出版社 金の星社 ジャンル 児童書・絵本 ISBNコード 9784323012445 登録日 2020/02/21 リクエストNo. 69347 リクエスト内容 『世界人権宣言』の国連採択40周年を記念して作られたアニメビデオを絵本化。人間があたりまえに生きるための基準となる30ヶ条を、やさしい言葉とアニメ画を用いて、わかりやすく紹介します(金の星社HPより)。 谷川俊太郎 絵本 道徳・倫理学 子どもの人権 国際関係学国際政治学 キーワードの編集 全6件 人気順 新着順 日本の改憲が議論されていますが、そもそも日本国憲法とはなんなのか?おそらくその上位概念としてあるべき「世界人権宣言」についてわかりやすくどんな年齢の人でも触れることができる、大事なえほん。 この本をきっかけに、政治や法律や世界をじぶんごとに捉えられればと思います。 (2020/02/21) GOOD! 世界人権宣言 (金の星社): 1990|書誌詳細|国立国会図書館サーチ. 1 よい作品をマンガで読めるのは貴重です (2020/02/23) GOOD! 0 おもしろそうだから (2020/02/21) オススメされて読んでみたい、と思ったため。 (2020/02/21) 谷川俊太郎さんの素晴らしい訳でぜひ読んでみたいです。 (2020/02/21) もっと見る レビュー投稿はこちら 『アニメ絵本 世界人権宣言』(谷川 俊太郎, アムネスティ・インターナショナル日本支部)の復刊リクエスト受付を開始しました。 この本の情報を復刊ドットコムまでお寄せください 復刊予定 著者/絶版情報 奥付情報 サイト情報 修正依頼 二重登録報告 詳しくはこちら 復刊実現の投票はあなたの投票から。 復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう! 復刊リクエストTOPへ
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世界人権宣言 前文 第1条 みんな仲間だ 第2条 差別はいやだ 第3条 安心して暮す 第4条 奴隷はいやだ 第5条 拷問はやめろ 第6条 みんな人権をもっている 第7条 法律は平等だ 第8条 泣き寝入りはしない 第9条 簡単に捕まえないで 第10条 裁判は公正に 第11条 捕まっても罪があるとはかぎらない 第12条 ないしょの話 第13条 どこにでも住める 第14条 逃げるのも権利 第15条 どこの国がいい? 第16条 ふたりで決める 第17条 財産をもつ 第18条 考えるのは自由 第19条 言いたい、知りたい、伝えたい 第20条 集まる自由、集まらない自由 第21条 選ぶのはわたし 第22条 人間らしく生きる 第23条 安心して働けるように 第24条 大事な休み 第25条 幸せな生活 第26条 勉強したい? 第27条 楽しい暮らし 第28条 この宣言がめざす社会 第29条 権利と身勝手は違う 第30条 権利を奪う「権利」はない 参考:世界人権宣言 政府仮訳文(PDF/135KB) Reference:Universal Declaration of Human Rights(PDF/34KB) (参考:世界人権宣言 英語オリジナル) 世界人権宣言 2008年4月発行 イラストレーション:黒田征太郎 Copyright Seitaro Kuroda 目次及び宣言日本語訳:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本/谷川俊太郎「世界人権宣言」金の星社発行より 前文日本語訳:「すべてのヒトは人だ」解放出版発行より 発行:世界人権宣言大阪連絡会議 〒552-0001 大阪市港区波除4-1-37 部落解放・人権研究所内 TEL&FAX:06-6581-8705 公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本 アムネスティ・インターナショナルは、1961年に発足した世界最大の国際人権NGOです。人権侵害のない世の中を願う市民の輪は年々広がり、今や 世界で700万人以上 がアムネスティの運動に参加しています。国境を超えた自発的な市民運動が「自由、正義、そして平和の礎をもたらした」として、 1977 年にはノーベル平和賞を受賞 しました。 画像の無断転載はご遠慮下さい。
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要約・抄録 世界人権宣言の国連採択40周年を記念して作られたアニメビデオを絵本化。子どもたちの言葉で宣言の内容を伝えるユニークな一冊。 (日本児童図書出版協会)
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だれにでも、教育を受ける権利があります。 小、中学校はただで、だれもが行けます。 大きくなったら、高校や専門学校、大学で好きなことを勉強できます。 教育は人がその能力をのばすこと、 そして人ととしての権利と自由を大切にすることを目的とします。 人はまた教育を通じて、世界中の人とともに平和に生きることを学ばなければなりません。 第27条 楽しい暮らし だれにでも、絵や文学や音楽を楽しみ、科学の進歩とその恵みをわかちあう権利があります。 また人には、自分の作ったものが生み出す利益を受ける権利があります。 第28条 この宣言がめざす社会 この宣言が、口先だけで終わらないような世界を作ろうとする権利もまた、わたしたちのものです。 第29条 権利と身勝手は違う わたしたちはみな、すべての人の自由と権利を守り、住み良い世の中を作る為の義務を負っています。 自分の自由と権利は、ほかの人々の自由と権利を守る時にのみ、制限されます。 第30条 権利を奪う「権利」はない この宣言でうたわれている自由と権利を、 ほかの人の自由と権利をこわすために使ってはなりません。 どんな国にも、集団にも、人にも、そのような権利はないのです。
この記事を書いている人 - WRITER - 人権教育が大事です、と言われても!!! じ、じんけん…んんん??? 人権って、子どもにどうやって伝えますか? ちょっと難しいでしょうか? それを、「ああ!これが人権の尊重!」と、理解できる、素晴らしい絵本があるのです。 子どもだけでなく、大人も、ハッとさせられる! 谷川俊太郎さん日本語訳の名作「世界人権宣言」! 人権について、考えなおしませんか? 絵本「世界人権宣言」 この絵本の副題は 「あたりまえにいきるための」。 当たり前に生きるためには、 人権についての理解が絶対必要だということなんです。 この絵本は、かなり評価が高いのにかかわらず 絶版…! 是非、図書館や中古の本屋でゲットして読んでいただきたい優れた一冊です。 しかし! 著者のアムネスティ・インターナショナル 日本支部のウェブサイトに、あるんです! → 公式サイトで世界人権宣言を読んでみる! 人権パスポート(10冊セット) - アムネスティ日本オンラインショップ. 絶版となった絵本とは少し違うイラストで、 現代風のふんわり優しい絵柄になっています。 しかし、日本語の文章はそのままです。 これなら誰でも見られるし、分かりやすい! 素晴らしい!!! これは是非、 親子で、 園や学校の先生同士の研修で、 クラスの時間で、ご覧いただきたい! 一度読めば、「ああ、これが人権なんだ。」 「今まで、自分は大事にしていたんだろうか…」 と、大きな気づきになるはずです。 難しいことを考えず、とりあえずこれを一人やみんなで読んでみる… そして、感じたことを素直に話し合ってみる… 「分からない」ならそれでもよしで、一人一人の考えを大切にする… これだけでも、立派な人権教育になりませんか? どんな絵本なの? 上で紹介したサイトで、絵本と同じ内容を読むことができます。 しかし、ネットで手っ取り早く「じんけんが知りたい!」というあなたのために、 この絵本がどんな絵本なのかを解説させていただきます。 絵本の冒頭にある言葉をこちらに引用いたしますね。 これなら、子どもも、難しい言葉で遠ざけてしまいがちな大人も、とても分かりやすい!
このままついえていいんだろうか?
日本のアニメ界を創世記から支えてきた巨匠・富野由悠季。日本を代表するアニメコンテンツ『機動戦士ガンダム』の原作者としても知られる富野監督は、『Gのレコンギスタ』を映画化すべく、その制作中であることを公表。奇しくも、同年代のアニメ監督・宮崎駿もジブリ新作映画の制作を発表している。そこで今回、富野監督にライバル"宮崎駿から受けた影響"や"『機動戦士ガンダム』への想い"などを聞いた。 『君の名は。』も映画とは思えない部分がある ――『機動戦士ガンダム』で"リアルロボット"というジャンルを開拓。富野監督の歩んできたアニメ史は、日本の"巨大ロボットアニメ"の変遷そのものともいえます。 富野由悠季 所詮は"巨大ロボットものでしょ"と、下に見られてきた時代から、僕はずっと巨大ロボットものを"一般化"するためにどうするか? を考えてきました。"巨大ロボットもの"を、単なるロボットものとしてやっていません。アニメはとても映画的な媒体だからです。そして、まず「アニメ好き」「ロボット好き」「メカ好き」、そういう人が作った映画は必ずしもエンターテインメントにはなっていません。作劇としての面白みがないからです。ですから、ロボットものをやるなら映画の性能を利用するしかないと思いました。映画は演劇の延長線上にあって絶対的に観客の時間を縛ります。観客に気持ちよく見てもらえるのは、2時間が限界でしょう。そのうえで劇を作ることを意識するべきと考えて制作に従事してきました。 ――「〇〇好き」が作る映画がおもしろくないと言うのは? 富野由悠季 東宝の『ゴジラ』でいうと、初代の『ゴジラ』(1954年)はまだ許せます。しかし、技術的に実写とミニュチュアのバランスがすごく悪いんです。そうしたものを演劇的に調整してなめらかに見せる配慮がみえないからです。庵野(秀明)監督の『シン・ゴジラ』(2016年)でようやくこなれてきた印象はあります。それ以前のハリウッド版『GODZILLA』は"好き"という人たちが集まって作った映画でしょ? ヘリコプターがミサイルを撃っている絵や、街が壊れる絵があれば気が済んでいる。そういうのが好きなスタッフに作らせればいいとみんなで思っている部分が見えます。そういうことでいえば、『君の名は。』も映画とは思えない部分がありますが、芸能というのは客を集めてナンボの世界だから、その部分だけで言えばあれでよいともいえるから全否定はしません。ただ、動員数に屈服してしまって、映画評論家といわれる人たちが映画の内容に対して正当な評価ができていませんね。そんな評論では新海(誠)監督が堕落していくだけだよと言いたいです。"映画好き"というだけで映画を作らせちゃいけないと、なぜわからないのか。というようなことを思っています。なぜこんなことを言うかというと、自分の作る映画がヒットしないからで、負け犬が吠えているだけです(笑)。 僕は、宮崎さんにバカにされたことがある立場の人間 ――富野監督は、宮崎駿監督と同じ1941年生まれの同世代です。宮崎監督は先日、監督復帰を宣言されていますが、同じアニメ監督として意識される点はありますか?
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『ジブリの教科書3 となりのトトロ』では、声優の起用について宮崎駿監督が語っています。 そのなかで、宮崎監督が庵野氏や糸井重里氏を声優に起用した理由を紹介したうえで、プロの声優について「『わたし、かわいいでしょ』みたいな声を出すでしょ。あれがたまらんのですよ」という監督のコメントを掲載し、物議をかもしているようです。 また、プロの声優を使わないことについては、『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』にて、『耳をすませば』で月島雫のお父さん役をした、立花隆さんと、鈴木プロデューサーの対談でも語っています。 声優さんの存在感のなさに、欲求不満がある 宮崎駿監督は、プロ声優をあまり使わない。 最新作『風立ちぬ』、主役の声を担当するのは庵野秀明だ。 庵野秀明は、声優ではない。 『新世紀エヴァンゲリオン』『彼氏彼女の事情』等のアニメ監督だ。 なぜ? なぜ庵野秀明? (略) 『となりのトトロ』のおとうさんの声も、プロの声優ではない。 糸井重里。コピーライター、「ほぼ日刊イトイ新聞」の人だ。 これまた、ちょい役ではない。重要な役どころだ。 『ジブリの教科書3 となりのトトロ』には、「どうして糸井重里がとうさん役に抜擢されたのか」が詳しく描かれている。 音響監督・斯波重治のインタビューによると、最初はプロの声優を使うつもりでオーディションもしていたらしい。 だが、宮崎監督はそのテープを聞いて、こう答える。 「やっぱり普通のお父さんになってしまいますね」 『トトロ』に出てくるお父さんは子供と友達でいられるお父さんで、いわゆるお父さん的なイメージとは違うんだ、という説明を受けて、音響監督は、別の人を探そうとする。 が、すぐに「糸井さんはどうですか」と宮崎監督から提案の電話がかかってくる。 もちろん音響監督は「えーっ! !」である。 不安はありましたか?という質問に対してこう答える。 「ええ、声をあてるのは、よほどの俳優さんでも難しいことで、特殊な能力を要求されるんです」 宮崎駿自身も、糸井重里との対談の中で「ほんというとドキドキしていたんですよ」と言っている。 なぜ、そんなにも大きなリスクをおかしてまで、糸井重里の起用なのか?
富野由悠季 同世代だから意識はします。かつて一緒に仕事をしたこともありますし、バカにされたこともある立場の人間ですから、嫌でも意識はします。 ――バカにされた、とはどのようなことなのでしょうか。 富野由悠季 これは説明できない部分でもあります。「そこを言ってくるか」という見識、知識の問題です。宮崎監督と自分を比べると、その点では歯が立たちません。さっきから僕が言っている「メカが好き、ロボットが好き、だけでロボットものが作れると思うなよ」と強調しているのは、言ってしまえば、宮崎監督が僕に言ってくれたことなんです。何を言われたかと言うと、「富野くん、それ読んでないの?」その一言。宮崎監督が聞かれたのは"堀田善衞"氏の著書で、知らない本ではなかったから、本当は反論したかったけど言葉が出てこなかったんです。家の本棚にはその本があって、半月前に半分くらい読んだ本でした。宮崎監督は大学時代から堀田善衛氏の本を読んでいて、アニメ作家になってからはその人とも付き合いがあったようです。そういう意味で学識の幅とか、深みが圧倒的に違う、僕では競争相手にならないと思いました。 ――1974年に放送されたTVアニメ『アルプスの少女ハイジ』ではいっしょに仕事をされています。宮崎監督の仕事ぶりというのは? 富野由悠季 当時、『ハイジ』であれば5日もらえれば1本の絵コンテを書いてみせる、という早書きの自信がありました。僕は虫プロ時代(アニメ制作スタジオ『虫プロダクション』)に手塚治虫先生の早書きも見ていますが、手塚先生と宮崎監督の動画はちょっと違います。宮崎監督はTVサイズに合わせたものを描く。それに比べて、あくまで手塚先生はアニメに憧れているディズニー好き、という印象でした。ただアニメではそうだけど、手塚先生は漫画家、ストーリーテラー、アイデアマンとしてだったら誰にも負けないでしょう。宮崎監督より3倍くらい上かも知れません。そんな2人の早書きを見ていたら、僕なんか歯が立たないとわかってしまいます。 ――手塚治虫、宮崎駿という二人の凄みとは? 富野由悠季 手塚・宮崎のような作り手をそばで見ていると、ひとつの目線だけでアニメを作れるとは思えなくなります。宮崎監督は『紅の豚』が作れるから『風立ちぬ』も作れるんです。どういうことかというと、メカのディテールはもちろん物語の描き方も熟練しています。だから、『風立ちぬ』みたいな巧妙な作劇ができるんです。僕からすると、あの作品はアニメという枠を超えた"映画"なんです。最近でいうと、片渕須直監督の『この世界の片隅に』が、アニメではなく"映画"であると言えます。その凄さを理解したうえで、僕はこの年齢になっても巨大ロボットもので"作劇のある映画"を作りたいと思っているわけです。 自分自身が"生き延びるため"、オリジナルを手に入れるしかなかった 富野由悠季 僕がアニメ業界に入った時、TVアニメの仕事というのは社会で最底辺といってもよい仕事でした。フリーになって青色申告をする際、5、6万円の経費を認めてもらうのに一苦労するほどで、僕は30歳を過ぎて子供がふたりいましたが、40、50の年齢を超えていけるのか、果たして60歳に辿り着けるのか不安でした。当時は出来高払いの仕事で、このままだと地獄だというのは目に見えていました。そんな時、高畑勲、宮崎駿といった質の違う人と出会えて、こんな人もいるのか!?
お父さんらしいと思いますか? ――お父さんらしいです。凄く糸井さん良かったと思います。 良いか悪いかじゃなくて、お父さんってあんな声していますか? ちゃんと、お父さんしていますか? ぼくは違うなあと思ったんです。 だって、自分の研究に没頭してね、家のことはあまりやっていなかったでしょ。 これが、ちゃんとしたお父さんですか? ――でも、こういうお父さん、今は多いと思います。 今はね。昔は? ――昔は、ひとつの一本の柱だから違いますね。 だから、昔のお父さんだったら、重厚な役者さんが欲しいんですよ。 そうすると、糸井重里っていう人の特長は……、つまり威厳がないでしょう(笑)。 これが欲しかったんですよ。 そうするとね、お父さんであってお父さんじゃないんですよ。役者さんで、そういうこと出来る人います? アリエッティの三浦友和さんなんかだとね、お父さんらしかったですよね。これ、ジブリに登場した初めてのお父さんですよ(笑)。 だから、立花隆さんはね、やっぱり普通の役者じゃだめだよね、っていうところからきたんですよ。 今のお父さんの特長っていうのは、お父さんであってお父さんじゃない。無責任なんです。 だから、ひとつひとつに理由があるんですよ。糸井さんが有名だから使うとか、そういうのは一切ないんですよ。 例えば、ハウルでね、キムタクっていう人を皆さん注目されていたけど。いろんなこと言われましたよね、「これでお客さんを呼ぼうとするのか」って。 大体ね、言いたかないですけど、ぼくとか宮崎ってね、キムタクってほとんど知らないんですよ(笑)。 それでね、真相を話しますね。ようするに、ハウルって男はどういう男かってことなんですよ。ぼくと宮崎はひとつ決めていたことがあるんです。 ハウルは、いい加減なやつって。男のいい加減さを持ったやつって。そういうことでいうとねぇ、これ誰にやってもらったら良いですか? ほんとうに悩んだんですよね。 そんなあるときにね、木村さんのほうから出演の希望がきたんですよ。それで、ぼくのほうは宮さんよりはましですから、確か人気がある人だよなぁ、って思って。 それでね、ぼくは娘に、「キムタクってどういう人なの?」ってきいてみたんですよ。そしたら、「良い男だよ」って。 それで次に、「いろんなこと言うんだけど、真実味がないんだよねぇ」って(笑)。 これはいけると思ったんですよ。 それで、第一声、木村さんに声出してもらったでしょ。もう、宮さん大喜びですよ。やっていくセリフ、ほとんど直しなし。 だって、男のいい加減さって難しいですよ。昔でいうと、例えば森繁久弥だったら出来たでしょうねぇ。 だから、そういうことでいうと、なかなかいないんですよ。いまの役者さんって、みんな真面目じゃないですか。 で、逆にいうとね、みんなはまらないんですよ。お父さんっていったら、お父さんしかできない。 例えば、「いい加減なお父さんやって」って頼んでも出来ないですよね。 鈴木敏夫の講演会 ジブリの哲学 変わるものと変わらないもの 著者:鈴木敏夫 宮崎監督との日常の何気ない会話から生まれてきたこととは……。ものづくりの愉しさと、著者の熱い思いが伝わってくる、貴重なドキュメントエッセイ。 ≫楽天ブックスで詳細を見る ≫Amazonで詳細を見る @ghibli_worldさんをフォロー